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東京無地染
浸染部(無地染め)の概要

 東京都伝統工芸品の指定を受け伝統工芸士の有資格者5名、現在部数は17工場です。また、毎年日本橋三越で伝統工芸店、部の新作発表を行っております。
 現在染色技術者は高齢化になり若い方は少なくなり夫婦で働いている工場が大部分であります。

染色のご注文について
 各工場で、当組合の色見本(満開)、その他の色見本に合わせて染められます。
 浸染部(無地染)の見本帖(満開)は、着物の見本以外にもご利用下さい。
 どなた様にでも販売いたします。
 平成14年度春見本から年1回の販売になります。

東京都知事指定伝統工芸品
▼東京無地染の歴史
▼東京無地染ができるまで
▼東京無地染の商品案内
東京無地染の歴史
 古くより衣服の最も基本的な染付けは無地染め(浸染)であり、草木の液を布地に色付けする事から始まりました。
 奈良平安時代には仏教の伝来と共に藍、紅花が渡来して大和民族独特の染技術が確立され、地染を初めとする染色は全て浸し染でした。
 絹織物の発達した鎌倉時代になると、草木染めに必要な灰汁、鉄媒染、酢の発達により紺屋職人の仕事は大きく進歩しました。
 江戸時代を代表する江戸染紫は、武蔵野に自生した紫根からの産物で、団十郎ふんするところの助六愛用の鉢巻となり、封建時代に於ける庶民文化に隆盛をきわめました。
 現在の東京無地染めは、染料の発達と生地の高級化に伴いながらも、継承された伝統工芸の技を生かし、優れた逸品を作り上げています。
東京無地染ができるまで
1:検品
白生地は精錬時に生じるスレ、オレ、織る時のキズ等生地難を点検し、以後の染色加工に対処します。
2:地入れ
高温の湯槽で不純物を除去し、染色を容易にするための処理で、生地の表面を滑らかにし、染め斑が出ないようにするための重要な前工程です。そのあと水洗いを十分にします。
3:更紗の下染め
しぶき汁などを生地に引き染して、更紗独特の深い渋味を出すためである。
左写真:機械染め
右上写真:手染め
4:色合わせ
色はまさに千差万別。長年に及ぶ職人の勘と技がここに発揮される緊張の一瞬です。
色を構成している明度、彩度、色相の染液を創作し見本と同じ色に染め上げます。
5:水洗い
染め上がった生地は、絹特有の光沢、絹鳴り、手触りを付与するため、十分な清水にて染色時の不純物を除去し、続いて緊牢度向上のための後処理を行います。
6:乾燥
脱水した生地は、竿にかけ、又は張干しにて自然乾燥をします。
7:整理検品
製品に応じて柔軟、糊付け等を行い、湯のし機にかけ、巾をととのえて最終検品をします。
東京無地染の商品案内
←縫取訪問着
縫取り模様を絵羽付けした女性の礼服、おしゃれ着物です。
道行→
「三重織紋意匠」襟の角を額縁にした和装用半コート。お出掛けの時お召しになれば、ひときわ優雅に。
←長着・紋綸子
淡い無地の色合いと光沢が、お嬢様や奥様の社交用、街着、お稽古偽にと用途は多様です。
男物紬→
「真綿をタテ、ヨコに使用した織物」色の深さが殿方の感性を一段と生み出します。

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