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東京都染色工業協同組合 〜歴史〜
前身は明治42年
古老の話によると、太政官布告による組合設立許可があったと言う話も聞いていますが、現在の文献により立証できる正式なものは明治42年(1909年)が始まりです。東京更紗染同業組合設置申請が、時の農商務大臣男爵、大浦兼武に対して、明治42年3月1日に提出されました。6ヵ月後の8月24日に、農務省令第98号により東京更紗同業組合設置の許可が下りました。
関東大震災を経て
大正12年9月1日、関東大震災で焼失し各地に分散して染色会(睦会)で結束していましたが、昭和5年東京絹布型染業組合を設立するも、昭和15年東京染物同業組合と合併後、昭和16年東京小巾型付組合として、分離独立。しかし、半年で東京手工染色協同組合に強制統合されました。
終戦後、昭和22年GHQの命令により統制組合が解散、同年5月5日に現在の前身である東京都染物工業協同組合が設立されました。
それからの歩み
昭和22年5月5日に設立された東京都染物工業共同組合は、翌23年11月24日に東京都誂染色工業協同組合と改称され、誂染めの隆盛に多いに貢献しました。
昭和29年現在も刊行されている、色見本帳「満開」の創刊をしました。
当組合は、多くの名人・職人を輩出していますが、江戸小紋として2人の無形文化財指定(人間国宝)を受けました。一人は、昭和30年に指定された故小宮康助氏とその子息で昭和63年に指定された小宮康孝氏です。
現在の東京都染色工業協同組合に名称が変更されたのは、昭和32年5月8日です。
■昭和51年05月02日: |
通産大臣指定伝統工芸品「東京染小紋」の認定 |
■昭和67年12月24日: |
東京都知事指定工芸品「東京染小紋」の認定 |
■平成03年08月15日: |
東京都知事指定伝統的工芸品「東京無地染」の認定 |
■平成11年11月18日: |
伝統工芸品産業の進行に貢献、通産大臣より表彰 |
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